合奏の楽しみが凝縮された傑作協奏曲群。
- アーティスト: コープマン(トン),バッハ,アムステルダム・バロック管弦楽団
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2001/05/23
- メディア: CD
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調性と独奏楽器は以下の通り。*1
- 第3番 ト長調 ※弦楽のみ
- 第4番 ト長調 ヴァイオリン、リコーダー2
- 第6番 変ロ長調 ヴィオラ2、ヴィオラ・ダ・ガンバ2、チェロ2
※ヴィオラ・ダ・ガンバ(脚のヴィオラ)*4
とりわけ第5番の第1楽章のチェンバロのカデンツァを初めて聞いたときの感動は忘れられない。コープマンは激しく緩急をつけながら、軽やかに実に楽しげに、聞き手を魅了する。圧倒的な迫力だった。当時私は14歳だったが、その衝撃は今でも鮮やかだ。
どのナンバーも音楽の楽しみに満ちているが、今は第4番が一番のお気に入りである。独奏部分の超絶技巧のみならず最終楽章の対位法的な展開と広がりは、聞くたびごとに胸のすく思いがする。