趣味愉楽 詩酒音楽

人文系の書籍やクラシック音楽にまつわるエッセイ集

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(クリストフ・ルセ)

24の前奏曲とフーガをバランスよく1つの体系にまとめあげた稀有な演奏である。J.S.BACH/ DAS WOHLTEMPERIERTE KLAVIERアーティスト:ROUSSET, CHRISTOPHE発売日: 2016/03/11メディア: CD 24曲の始まりから終わりまで、まったく途切れることがない。各曲の特…

バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(曽根麻矢子)

使用楽器:ヨハン・ハインリヒ・グレーブナー(ドレスデン)が1739年に製作した楽器(ピルニッツ城所蔵)をモデルにデイヴィット・レイが2005年に製作したジャーマン・タイプ・チェンバロ 調律法:マルプルグ調律法*1を基本に独自アレンジを加え、マルプルグ…

読書録:バロック音楽を考える

西洋音楽史の概説本を通読し、もう少しバロック時代について深めたい人向け。バロック音楽を考える Rethinking Baroque Music作者:佐藤 望発売日: 2017/04/08メディア: 単行本 第4章の音律論及び調律論はとりわけ有益である。 古典旋法において次第に臨時記…